(千本槍  別名:ムラサキタンポポ)

科名:キク科センボンヤリ属
学名:Leibnitzia anandria

花期  :春
分布  :全国
生息場所:山林・雑木林、農耕地・草地

全国の山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。花期は4~6月頃、9~11月頃。
草丈は春5~20㎝、秋は30~60㎝ほどになる。葉は根もとに集まってロゼット状になる。春の葉は卵形で、縁には欠刻があり、秋の葉は、春の葉より大きく倒卵状長楕円形で、羽状に中裂する。
春の花は直径約1.5cmで花茎の先に1個つく。頭花はまわりに裏面が紫色を帯びた舌状花が1列に並び、中心部に筒状花がある。秋は高さ30~60cmの花茎をのばし、先端に閉鎖花を1個つける。閉鎖花は筒状花だけが集まったもので、長さ約1.5cmの総苞に包まれたまま実る。
名前は秋の閉鎖花槍のように高く伸びる事に由来する。別名のムラサキタンポポは春の花の花弁が紫色のものがあることによるがタンポポ属には属さない。

 

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