シュッコンネメシア 宿根ネメシア

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Flora of Mikawa

ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae アフリカウンラン属

別 名 ネメシア・カエルレア、ネメシア
英 名 nemesia , Cape snapdragon
学 名 Nemesia caerulea Hiern
シュッコンネメシアの花序
シュッコンネメシア距
シュッコンネメシアの距2
シュッコンネメシアの白色
シュッコンネメシアの茎
シュッコンネメシア
シュッコンネメシアの花序2
シュッコンネメシア葉
花 期 5~6月、10~11月
高 さ 30~60㎝
生活型 多年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種 南アフリカ原産
撮 影 西尾市  17.11.27
シュッコンネメシアはゴマノハグサ科アフリカウンラン(ネメシア)属の観賞用の栽培種。シュッコンネメシアは、ネメシア・カエルレア(Nemesia caerulea)から改良された品種群で、四季咲き性が強く、約3℃以上の気温で、真夏を除いて開花が続く。 宿根と名付けられているが、短命の多年草であり、普通、2~3年で枯れる。学名はNemesia caerulea とされているが、Nemesia fruticans(syn. Nemesia foetens)と混同されていることも多く、これらを異名としていることもある。
 写真はアレンジシリーズの品種(ラベンダー、白、ピンク)とニモシリーズのラズベリーバイカラー。アレンジシリーズは播種系、矮性、高さ20~25㎝。ニモシリーズはハイブリッドの栄養系ネメシア、高さ15~20㎝、多花性。  宿根ネメシアと呼ばれるが、Nemesia denticulata も同名で呼ばれることがある。 南アフリカ原産。英名はnemesia。別名はネメシア・カエルレア。
 短命(2~3年)の多年草、匍匐性の地下の根茎から1本または数本の茎を出す。茎は高さ30~60㎝、基部は硬いかまたはやや木質化し、ほぼ無毛またはやや軟毛がある。枝は直立またはすぐに斜上し、4稜形、溝があるかまたは条線があり、下部に葉があり、葉がつく上部の節間は葉より長い。葉は対生し、無柄~ほぼ無柄、卵形(~披針形)、長さ9~25(38)㎜×幅3~12㎜、先は鈍形~ほぼ鈍形、基部は円形~やや鈍形で5脈があり、ほぼ沿下し、縁に歯があり、歯は縁が厚くなるか、カルス(callous)になり、やや小さい。総状花序は長円形またはほぼ散房花序状で、数個~多数の花が、ややコンパクト~密につき、長さ2.5~15㎝、苞がある。苞は狭披針形~ほぼ線形、互生または対生またはほぼ束生し、葉より小さい。小花柄は苞腋につき、硬く、やや細く、長さ3~21㎜、軟毛がある。萼片は卵状楕円形または卵状長円形、またはほぼ線形、長さ3.5~5㎜、脈があり、直軟毛がある。花冠は長さ8~10㎜。花冠の上唇は青色~青紫色~ラベンダー色、まれにピンク色、長さ約4㎜、裂片は4個で丸く、長さと幅が約2㎜。下唇は通常淡黄色~黄色、ときに白色、ほぼ半円形で、直径約4㎜、距の近くに2つの隆起した明るい黄色の突起(palate)がある。距は円錐形で先が鈍形、長さ(1.5)2.0~3.0(~3.5)㎜。蒴果は丸みのある卵形または長円形で、先端が窪み、基部は不均等に丸く、長さ6~12㎜×幅5~8㎜。種子は翼があり、約・長さ1.5㎜×幅1.5㎜。2n=18。花期は5~6月(日本)。
品種) 【アレンジシリーズ Nemesia Arrange series(サカタ):Arrange Chery Pink , Arrange Lavender , Arrange Pink , Arrange White】 , 'Elliott's Variety' , 'Joan Wilder' (clonal) , Nemesia caerulea 'Joan Wilder' (seed raised) , 'Naknem001' , 'Naknem002' , 'Naknem003' , 'Nemli' (PBR) ,'Nemplum' (PBR) , 'Opal Innocence' , ' White Lagoon® , 'Woodcote', 【ニモシリーズ Nemo series:'Blue', 'Bordeaux'ボルドー, 'Deep Blue', 'Lavender', 'Pink','Pink Shades', 'Raspberry Bicolor'ラズベリーバイカラー ,'Rose','White' , 'Yellow'】