4月18日、早朝に「三春滝桜」を堪能した後、三春町と郡山市で探鳥を兼ねた散策をしました。
◇◇さくら湖◇◇
さくら湖は、一級河川・阿武隈川水系大滝根川(おおたきねがわ)に作られた三春ダムのダム湖です。近くに「三春滝桜」があり、桜で有名な地域であることから「さくら湖」と名づけられました。
「三春滝桜」から5分ほどの所にある駐車場に車を停め、探鳥しました。周辺では散り始めたソメイヨシノがきれいでした
サクラの樹にシジュウカラが群れていました。ウグイスの声を何度も聞きました。遠くに動く鳥を見て撮ったらホオジロでした。
■シジュウカラ
Japanese tit
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm
■ホオジロ
Meadow Bunting
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza cioides
頬白/17cm
◇◇大滝渓谷と高篠山森林公園◇◇
高篠山(たかしのやま)森林公園は郡山市内と猪苗代湖とのほぼ中間に位置し、標高400~600mの所に作られた森林公園です。バンガロー、キャンプ場などもあり、アウトドアデビューに適した施設がそろっています。野鳥や昆虫観察に訪れる方も多いと聞いて出かけることにしました。
しかし、開門が9時で、それまで1時間ほど時間があることから、先に近くの大滝渓谷へ出かけました。
大滝渓谷は、一級河川・阿武隈川水系逢瀬川(おうせがわ)の最上流部に位置する渓谷です。森林浴や秋の紅葉の時季にはハイカーで賑わうようです。
しかし行ってみて分かったことですが、大滝渓谷より1.3km手前の地点にゲートが設置されていて、そこからは歩くことになりました。1.3kmですから20分ほどで行けたのですが、さらに悪いことに渓谷の30mほど手前で工事をしていて「立入禁止」となっていました。山側を巻いて行けそうだったので、行ってきました。工事現場には一切立ち入っていません。
「水源かん養保安林」と書かれた杭が立っていました。その先はこの季節人が立ち入っていないようなので、ここで引き返しました。落差が5~6mほどの滝がそばにありました。
近くに咲いていた花です。左はミヤマカタバミ(深山片喰、カタバミ科カタバミ属の多年草)、右はヤマハタザオ(山旗竿、アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草または越年草)だと思いますが、自信がありません。
次はカキドオシ(垣通し、シソ科カキドオシ属の多年草)だと思います。カエルが渓谷にいました(いるのが当たり前ですね)。
次はヤマエンゴサク(山延胡索、ケシ科キケマン属の多年草)だと思いますが、これも自信がありません。
最後はフデリンドウ(筆竜胆、リンドウ科リンドウ属の越年草)とミヤマキケマン(深山黄華鬘、ケシ科キケマン属の多年草)だと思いますが、またまた自信がありません。
探鳥の方ですが、写真が撮れたのはキセキレイだけでした。ミソサザイの声がよく響いていたのですが、見つけられませんでした。
■キセキレイ
Grey Wagtail
スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla cinerea
黄鶺鴒/L20cm
きれいな声で囀っていました。
ここからは高篠山森林公園で撮った写真です。公園内の「せせらぎの小径」の脇にお花が多く咲いていました。
カタクリ(片栗、ユリ科カタクリ属の多年草)です。
ニリンソウ(二輪草、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)です。
キクザキイチゲ(菊咲一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)です。
左はカキドオシ(垣通し、シソ科カキドオシ属の多年草)の群落だと思います。右はスミレの仲間ですが、種は分かりません。
鳥はずいぶん歩いた割に見かけたのはヒヨドリとシジュウカラ、それにカラスだけでした。
ヒヨドリが近くに来たので撮りましたが、ずいぶん痩せて見えました。
■ヒヨドリ
Brown-eared Bulbul
スズメ目ヒヨドリ科
Hypsipetes amaurotis
鵯/L28cm
◇◇逢瀬公園◇◇
逢瀬公園は郡山市の西に位置し、面積32.5ヘクタールの敷地に、日本庭園、薬草園などが設けられています。
特に春は「さくらの広場」に約200本の桜が咲き誇り、花見の名所となっています。
今回は通りがかったので寄ってみました。そして公園の中を1時間余り歩きました。アップダウンが結構きつくて良い運動になりました。
多くの樹木に樹名板が付けられていて、落ち着いて勉強するにはよいところだと思いました。
主目的だった探鳥の成果はなく、サクラに群れるヒヨドリを撮りました(もう見飽きたと思いますので、小さくアップします)。
また、園内に「サボテン園」があり、2棟の温室内に所狭しとサボテンが展示されていました。
4月18日の活動はこれで終わりです。午後は雨になりましたので、早めにホテルに入りました。
明日は、4月19日に出かけた滝川渓谷(福島県矢祭町)の様子をご覧いただきたいと思います。
さくら湖、大滝渓谷、高篠山森林公園、逢瀬公園(完)
2022/04/18
◇◇さくら湖◇◇
さくら湖は、一級河川・阿武隈川水系大滝根川(おおたきねがわ)に作られた三春ダムのダム湖です。近くに「三春滝桜」があり、桜で有名な地域であることから「さくら湖」と名づけられました。
「三春滝桜」から5分ほどの所にある駐車場に車を停め、探鳥しました。周辺では散り始めたソメイヨシノがきれいでした
サクラの樹にシジュウカラが群れていました。ウグイスの声を何度も聞きました。遠くに動く鳥を見て撮ったらホオジロでした。
■シジュウカラ
Japanese tit
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm
■ホオジロ
Meadow Bunting
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza cioides
頬白/17cm
◇◇大滝渓谷と高篠山森林公園◇◇
高篠山(たかしのやま)森林公園は郡山市内と猪苗代湖とのほぼ中間に位置し、標高400~600mの所に作られた森林公園です。バンガロー、キャンプ場などもあり、アウトドアデビューに適した施設がそろっています。野鳥や昆虫観察に訪れる方も多いと聞いて出かけることにしました。
しかし、開門が9時で、それまで1時間ほど時間があることから、先に近くの大滝渓谷へ出かけました。
大滝渓谷は、一級河川・阿武隈川水系逢瀬川(おうせがわ)の最上流部に位置する渓谷です。森林浴や秋の紅葉の時季にはハイカーで賑わうようです。
しかし行ってみて分かったことですが、大滝渓谷より1.3km手前の地点にゲートが設置されていて、そこからは歩くことになりました。1.3kmですから20分ほどで行けたのですが、さらに悪いことに渓谷の30mほど手前で工事をしていて「立入禁止」となっていました。山側を巻いて行けそうだったので、行ってきました。工事現場には一切立ち入っていません。
「水源かん養保安林」と書かれた杭が立っていました。その先はこの季節人が立ち入っていないようなので、ここで引き返しました。落差が5~6mほどの滝がそばにありました。
近くに咲いていた花です。左はミヤマカタバミ(深山片喰、カタバミ科カタバミ属の多年草)、右はヤマハタザオ(山旗竿、アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草または越年草)だと思いますが、自信がありません。
次はカキドオシ(垣通し、シソ科カキドオシ属の多年草)だと思います。カエルが渓谷にいました(いるのが当たり前ですね)。
次はヤマエンゴサク(山延胡索、ケシ科キケマン属の多年草)だと思いますが、これも自信がありません。
最後はフデリンドウ(筆竜胆、リンドウ科リンドウ属の越年草)とミヤマキケマン(深山黄華鬘、ケシ科キケマン属の多年草)だと思いますが、またまた自信がありません。
探鳥の方ですが、写真が撮れたのはキセキレイだけでした。ミソサザイの声がよく響いていたのですが、見つけられませんでした。
■キセキレイ
Grey Wagtail
スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla cinerea
黄鶺鴒/L20cm
きれいな声で囀っていました。
ここからは高篠山森林公園で撮った写真です。公園内の「せせらぎの小径」の脇にお花が多く咲いていました。
カタクリ(片栗、ユリ科カタクリ属の多年草)です。
ニリンソウ(二輪草、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)です。
キクザキイチゲ(菊咲一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)です。
左はカキドオシ(垣通し、シソ科カキドオシ属の多年草)の群落だと思います。右はスミレの仲間ですが、種は分かりません。
鳥はずいぶん歩いた割に見かけたのはヒヨドリとシジュウカラ、それにカラスだけでした。
ヒヨドリが近くに来たので撮りましたが、ずいぶん痩せて見えました。
■ヒヨドリ
Brown-eared Bulbul
スズメ目ヒヨドリ科
Hypsipetes amaurotis
鵯/L28cm
◇◇逢瀬公園◇◇
逢瀬公園は郡山市の西に位置し、面積32.5ヘクタールの敷地に、日本庭園、薬草園などが設けられています。
特に春は「さくらの広場」に約200本の桜が咲き誇り、花見の名所となっています。
今回は通りがかったので寄ってみました。そして公園の中を1時間余り歩きました。アップダウンが結構きつくて良い運動になりました。
多くの樹木に樹名板が付けられていて、落ち着いて勉強するにはよいところだと思いました。
主目的だった探鳥の成果はなく、サクラに群れるヒヨドリを撮りました(もう見飽きたと思いますので、小さくアップします)。
また、園内に「サボテン園」があり、2棟の温室内に所狭しとサボテンが展示されていました。
4月18日の活動はこれで終わりです。午後は雨になりましたので、早めにホテルに入りました。
明日は、4月19日に出かけた滝川渓谷(福島県矢祭町)の様子をご覧いただきたいと思います。
さくら湖、大滝渓谷、高篠山森林公園、逢瀬公園(完)
2022/04/18
流れているんですよね。
さくら湖、ある意味、スタートのよう~
色々な野鳥の声を楽しみながら散策されたのが、
伝わってきます。
キセキレイ、
こんな風に見ると、森の妖精のようですね(@_@)
見方によってこんなに変わるんだと、
感じさせてもらいました。
フデリンドウ、
春なのを感じさせてくれる花、野の花の代表ですねぇ
阿武隈川はゆったりと流れるイメージしかなかったのですが、2019年の台風19号の時に、堤防が決壊しました。
さくら湖の三春ダムは、阿武隈川の治水を目的の一つに作られたようです(他には灌漑、発電にも利用されています)。
この季節は野鳥の囀りが賑やかですね。大滝渓谷では様々な鳥の声を聞きました。
高篠山森林公園と逢瀬公園ではあまり鳥の声を聞いていません。付近に山林があるので、人が来る公園より山林の方が過ごしやすいのかもしれませんね。
キセキレイは我が家の近所の池でもたまに見かけました。やっぱり清流で見た方がこの鳥らしいです。きれいな声でした。
フデリンドウは開いたところを見たかったです。
調べてみたら、開いた写真を持っていませんでした。
本文が「フデドウ」になっていましたので、訂正しました。
おはようございます。
三春滝桜にちなんでつけられたとは言え、いい名前がつけられていますね。
桜にシジュウカラ、綺麗ですね。
桜に来る鳥は何でも可愛く見えてしまいますね。
鳥の種類は端境期ですから、仕方がない?のかな。
fukurouさんもサクラを追いかけて、あちこち出かけられましたね。
その比は私が敵うものではありません。「素桜神社神代ザクラ」は立派でしたね。
「三春滝桜」には、スズメ、シジュウカラ、カラスが来ていましたが、さくら湖のサクラには専らシジュウカラでした。
数が多いこともありますが、すぐ近くまで来て、まったく逃げるそぶりを見せません。
そのせいで、たくさん写真を撮ってしまいました。
目の周りが黒い毛で覆われているので、目元が目立たない鳥です。
ただ今我が家の巣箱の中では、シジュウカラが卵を抱いているようですが、まったく出てこないので心配です。
やはり、今回は計画通り、探鳥ですね。
シジュウカラ、色々な表情が綺麗に撮れていますね。
ウグイスは声はすれども姿は見えずで、今回も撮影は無理ですか。
キセキレエイは名前の通り、黄色い胸が美しい鳥ですね。
大谷渓谷での「立入り禁止」表示で諦めず、山側を巻いていく発想
は山登りで、鍛えた経験則なのでしょうか。
結果、たくさんの山野草に出会えて、正解でしたね。(^.^)
今回登場した花で私が見たことがあるのは、カタクリとニリンソウ
くらいしかありませんが、どの花も可憐で美しく咲いていますね。
最近は鳥撮り用のカメラを持参することが多くなりました。
カモの仲間だけでなく、森にいる鳥も撮ってみたいと思うようになったからです。
皆さまのブログの影響を多大に受けているように思います。
「ウグイスは声はすれども姿は見えず」この鳥はなかなか藪から出てきません。
縄張りを持つ鳥なので、一定の範囲から離れないで生活しています。
近くにいるようでも20mほど離れていることが多く、かなり近くと思っても10mほどあることが多いです。
鳴き声は200mほど離れていても聞こえると思います。
今年は是非撮影しようと粘って、何とか一度だけ撮影に成功しました。
誰もいなくても「立入禁止」なので、入るのを遠慮しました。
山側に踏み跡があったので、巻いて通りました。
危険なところではありませんでした。
さくら湖で撮られたシジュウカラ、とても綺麗ですね。
大滝渓谷ではキセキレイ。
囀っている表情が真剣ですね。
森林公園ではカタクリを始め、いろんなお花が見られましたね。
このヒヨドリは随分痩せていて可愛そうです。
食べ物が少ないとは思えませんが。
桜の花の中にいるヒヨは痩せていませんね。
あちこち行かれて、エネルギーが余っておられるようですね。
お宅の巣箱でもシジュウカラが抱卵していますか。雄が餌を運んでいませんか?
楽しみが多すぎて困っちゃいますね。
私もピストンバスから三春ダムのダム湖らしきを目にしましたヨ。
四十雀のつぶらな瞳が可愛いです事!
キセキレイの囀っている様子を良くキャッチされましたネ!
囀りが聞こえるきがしますヨ。
キクザキイチゲにも出合われて良かったですネ。
スマートなヒヨ鳥も飛び立とうとする瞬間のヒヨドリも、とても素敵にお撮りですネ。
ヒヨドリも捨てたものでは無いと思いました。
(ヒヨドリに悪いですネ)
お天気も良く、お蔭さまであちこち楽しく歩いて来られました。
さくら湖畔で観たシジュウカラは、私のことなどお構いなしで、サクラの枝を行き来していました。
大滝渓谷のキセキレイは、居場所を変えながらしきりに囀っていました。
ミソサザイが見られず残念でしたが、総じてよい散策ができました。
そうそう高篠山のヒヨドリは細かったです。
初め幼鳥かと思ったのですが、時期的に違うようです。どうしたのでしょうね。
我が家のシジュウカラは、いつ見ても巣箱から出てくるのを見ていません。
巣箱に入るのも見ていません。
本当に中にいるのか、心配です。
さくら湖は典型的なダム湖で、人の手のような形をしていて、もし周りを一周するとすると大変です。
今回はたまたま見つけた駐車場の周りだけを歩きました。
一番聞こえたのがウグイスの囀りです。どの辺りにいるのかさえ分かりませんでした。
大滝渓谷では、フデリンドウとフウロキケマンが見られてよかったです。
フデリンドウは咲いているところを見られず残念でした。フウロキケマンは初めて見ました。
ミヤマキケマンを知っていたので、その仲間だと思い図鑑で確認しました。
高篠山森林公園でカタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲが見られてよかったです。
今年はこれらの花を何度も見ていますが、何度見ても嬉しいです。