カンアオイの大先輩から購入した、キンポウゲ科 Ranunculaceae
サラシナショウマ属 Actaea に属する、サラシナショウマ ( 晒菜升麻・更科升麻 ) の
花が咲いています。
白い斑入りの株です。
サラシナショウマは、
北海道、本州、四国、九州 (南西諸島は非分布 )に分布し、
山地の疎林内の草地や林縁などに、自生しています。
国外は、中国 ( 黒竜江省、吉林省、遼寧省、内蒙古自治区、河北省、
陝西省、甘粛省、四川省 )、朝鮮半島、モンゴル、
ロシアのシベリア東部 ( サハリン・カムチャッカを含む ) に、
分布しています。
学名は、
Actaea simplex
です。
シノニムは、
Actaea cimicifuga var. simplex
Cimicifuga dahurica var. tschonoskii
Cimicifuga foetida var. intermedia
Cimicifuga foetida f. laciniata
Cimicifuga foetida f. purpurea
Cimicifuga foetida var. simplex
Cimicifuga ramosa
Cimicifuga simplex ・・・・・・・・・・・・・・・直近のサラシナショウマ
Cimicifuga simplex var. intermedia
Cimicifuga simplex var. ramosa
Cimicifuga taquetii
Cimicifuga ussuriensis
Thalictrodes simplex
が、あります。
尚、台湾には、
タイワンサラシナショウマ Actaea taiwanensis が、分布しています。
( Cimicifuga simplex から分離独立 )
山菜としての利用もあり、、解熱・解毒などの生薬になっています。
中国名は单穗升麻・野菜升麻などで、
風邪、解熱、解毒などの生薬になるようです。
夏の暑さに葉焼けし、開花しないと思っていましたが、
かろうじての開花です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulif の家にて
花序の拡大です。
拡大しました。
花の拡大です。
普通、頂花序に両性花が多く、側花序に雄花が多くなります。
この花は、両性花です。しかも雌蕊は2本ある通常花です。
横から見ました。
萼片は、左にある開いた楕円型のお椀で、( 茶色は向こうの花です。 )
花弁は、中央に見えますが、先は2つに切れ込みます。
葉の斑模様です。