シノブ科 シノブ属に属する、ヒメトキワシノブ (姫常盤忍 ) の園芸品種「子猫」に胞子嚢ができています。
ヒメトキワシノブは、
トキワシノブ ( 常盤忍 )と呼ばれている、タイワンシノブ ( 台湾忍 ) の矮小形と、言われています。
「子猫」は、
石化した根が、垂れ下がったり、あちらこちらに向いたりして、丸みを帯びません。
また、ほとんどの葉先が、二つに分かれません。
タイワンシノブは、
台湾、中国 ( 浙江省-江西省-湖南省-貴州省-四川省-チベット自治区ライン以南東)、
ベトナム北部、ラオス、ミャンマー、ブータン、インドなどに分布しています。
学名は、
Davallia griffithiana
です。
シノニムは、統廃合・誤記などで混乱していますが、
Davallia henryana
Davallia tyermani ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・The Plant List は、未決定
Davallia tyermanii ・・・・・台湾の馬祖島のみに分布 (中国資料は、台湾全土に分布と誤記)
Humata griffithiana
Humata griffithiana var. tyermanii ・・・・・・・・The Plant List は、未決定
Humata henryana
Humata platylepis
Humata teyermanii
Humata tyermani ・・・・・・・・・・・・・・・台湾名は、圓蓋陰石蕨で、石垣島にも分布?と記述
Humata tyermanii
Leucostegia griffithiana
が、あります。
それから、
The Plant List には、Davallia teyermanii が、受け入れられていますが、
よく分かりませんでした。
中国名は、杯盖阴石蕨で、根が止血、利尿、リウマチの生薬になるようです。
台湾名は、杯蓋陰石蕨 です。
そろそろ、植替えか、株分けをしなければなりませんが・・・・
石化部分を拡大しました。
ほんとうに、子猫の手のように見えます。
葉先が2つに分かれた葉もありますが、
元が2つに分かれた、珍しい葉を見つけました。
葉先が2つに分かれた葉の胞子嚢群です。
胞子嚢群の胞子嚢の拡大です。
上が葉先側です。