Pseudomuscari azureumとPseudomuscari coeleste | hiroの日記

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園芸を中心としたお話です。

どちらも最初はムスカリの仲間でしたが、最近になってプセウドムスカリ属に分けられてしまいました。

実はこの2つの種類、よく似ています。

そして、葉が短いところもよく似ています。(もっとも親株になっていけばいくほど葉が短くなっていくので、実生すると最初は長いです。)

コエレステはほぼマニア向けで、一般に見かけることは先ずありません。

Pseudomuscari coeleste

 

Pseudomuscari azureum

花穂はアズレウムの方が大きいようですね。

そして、コエレステの一番の特徴は写真でもお分かりのように花の色が濃く変色し易いようです。皆さんの中でネットで写真に写っている両者をご覧になったとき、1輪とか濃く変色している花を見つけたらコエレステだと思って間違いありません。(終わった花は別です。)花が寒さに弱いようです。花はコエレステのほうが若干早く咲くようなので、アズレウムより少し南方系の植物ではないかと勝手に思っています。

今シーズンはどちらも実生で咲くようで、楽しみにしています。

Pseudomuscari azureumの実生

 

Pseudomuscari coelesteの実生

 

今頃は野菜でも花でも季節感がなくなり、春の植物が秋に有っても全く違和感がないのですが、自然に育てていて春に咲くものが冬に咲いたり、秋に咲くと言うことは植物にとって全く別次元の問題です。例えば、秋に植えたチューリップが何もしていないのに秋に咲いたら驚くでしょう。どんなに早咲きの品種を植えたところで、冬に咲くなんてありえません。この写真に花芽が写っていますが、ムスカリの殆どの種類でもこの時期花芽が見えることは考えられないことです。