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・・・って大げさではなく、本当にきつかったです。<br />いつもは楽しく登ることを心がけ、お花を楽しむことが私の山登りの目的であったはずなのに、何のはずみか、こんなにきついルートを選んでしまいました。ただ、翌日が休みというだけの理由で。<br /><br />名水で知られる男池(おいけ)からセリグチ谷を通り、風穴で急斜面に取り付きます。何度引き返そうと思ったことでしょう。なんとかピークにはたどり着きました。<br /><br />帰り道は、もう脚が上がらない。夫ともども2~3回ずつ転んで、向こう脛を何度も打撲。あまりに疲れすぎて温泉はパスでした。当然次の日は体中の筋肉が悲鳴を上げていました。

黒岳・天狗岩~katorina、限界への挑戦

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2008/09/22 - 2008/09/22

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katorina

katorinaさん

・・・って大げさではなく、本当にきつかったです。
いつもは楽しく登ることを心がけ、お花を楽しむことが私の山登りの目的であったはずなのに、何のはずみか、こんなにきついルートを選んでしまいました。ただ、翌日が休みというだけの理由で。

名水で知られる男池(おいけ)からセリグチ谷を通り、風穴で急斜面に取り付きます。何度引き返そうと思ったことでしょう。なんとかピークにはたどり着きました。

帰り道は、もう脚が上がらない。夫ともども2~3回ずつ転んで、向こう脛を何度も打撲。あまりに疲れすぎて温泉はパスでした。当然次の日は体中の筋肉が悲鳴を上げていました。

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  • 黒岳の全容です。<br /><br />山間の田んぼはもう刈り取り間近。彼岸花も咲いています。

    黒岳の全容です。

    山間の田んぼはもう刈り取り間近。彼岸花も咲いています。

  • 男池の入り口。協力金100円です。<br /><br />朝の7時半です。きついコースとは思っていましたが、こんなに長い一日になるとはまだ想像もしていませんでした。

    男池の入り口。協力金100円です。

    朝の7時半です。きついコースとは思っていましたが、こんなに長い一日になるとはまだ想像もしていませんでした。

  • 男池橋。きれいな水が流れています。

    男池橋。きれいな水が流れています。

  • 男池、湧水池です。ここでお水を汲んで行けます。

    男池、湧水池です。ここでお水を汲んで行けます。

  • さあ、いよいよ樹林帯です。

    さあ、いよいよ樹林帯です。

  • こんな大きなブナの木がたくさんあります。

    こんな大きなブナの木がたくさんあります。

  • 倒木から生えているツリフネソウ。たぶんハガクレツリフネかな。<br /><br />車で来る途中、道路わきにも群生していました。

    倒木から生えているツリフネソウ。たぶんハガクレツリフネかな。

    車で来る途中、道路わきにも群生していました。

  • 倒木もいたるところにあって、ゲージツしてます。<br />

    倒木もいたるところにあって、ゲージツしてます。

  • 岩を抱え込んだ木。<br />凄みがあります。

    岩を抱え込んだ木。
    凄みがあります。

  • のけぞる木。

    のけぞる木。

  • こんなにシダが丸く生えてるのを見るのは、ニュージーランドの森の中以来。気候が似ているのかしら?<br /><br />

    こんなにシダが丸く生えてるのを見るのは、ニュージーランドの森の中以来。気候が似ているのかしら?

  • 岩を抱え込んだ木、その2。<br />こっちはまだ若い。<br />がんばれ〜。

    岩を抱え込んだ木、その2。
    こっちはまだ若い。
    がんばれ〜。

  • すごい倒れ方。<br />そのうち色々な植物の苗床になるんでしょうね。

    すごい倒れ方。
    そのうち色々な植物の苗床になるんでしょうね。

  • ルート沿いで一番大きかった木の根。<br />

    ルート沿いで一番大きかった木の根。

  • 木の根の階段・・・と言えば聞こえがいいですが、早い話が、障害物競争みたいです。こんな道が延々続きますよ。<br /><br />行きは、木の根を傷つけないように、と心がける余裕がありましたが、帰りは転ばないようにするのに精一杯でした。

    木の根の階段・・・と言えば聞こえがいいですが、早い話が、障害物競争みたいです。こんな道が延々続きますよ。

    行きは、木の根を傷つけないように、と心がける余裕がありましたが、帰りは転ばないようにするのに精一杯でした。

  • 森の中は光があまり入りません。本当は写真よりもうちょっと薄暗かったんですよ。<br />それに湿度も高くて、カメラのレンズが結露。あせりました。

    森の中は光があまり入りません。本当は写真よりもうちょっと薄暗かったんですよ。
    それに湿度も高くて、カメラのレンズが結露。あせりました。

  • やっとソババッケです。<br />ちょっと開けた湿地です。<br />やっぱりレンズ、曇ってましたか。<br />いえ、こんな感じ。<br />なんだか現実の空間とは違うような気がしました。

    やっとソババッケです。
    ちょっと開けた湿地です。
    やっぱりレンズ、曇ってましたか。
    いえ、こんな感じ。
    なんだか現実の空間とは違うような気がしました。

  • 昨日の雨のせいか大きな池のような水溜り、周囲は湿地のようです。アザミや・・・

    昨日の雨のせいか大きな池のような水溜り、周囲は湿地のようです。アザミや・・・

  • これは何かしら?<br />シソ科の花みたいですが、カワミドリでいいのかな?

    これは何かしら?
    シソ科の花みたいですが、カワミドリでいいのかな?

  • そして、オタカラコウ。<br />初めて見ました。<br />2mくらいあります。

    そして、オタカラコウ。
    初めて見ました。
    2mくらいあります。

  • 湿地を抜けてさらに進むとシャクナゲの木がたくさんみられます。花のころはいいでしょうねえ。<br />

    湿地を抜けてさらに進むとシャクナゲの木がたくさんみられます。花のころはいいでしょうねえ。

  • サナシナショウマも樹林の中でたくさん見られました。

    サナシナショウマも樹林の中でたくさん見られました。

  • これはきっとアキチョウジ。<br /><br />今回は日陰の植物がたくさん見られました。<br />きついルートではありますが、唯一よかったのはあまり日に焼けなかったことです。

    これはきっとアキチョウジ。

    今回は日陰の植物がたくさん見られました。
    きついルートではありますが、唯一よかったのはあまり日に焼けなかったことです。

  • さらに林の中を進むのですが、だんだん石ゴロゴロになってきました。

    さらに林の中を進むのですが、だんだん石ゴロゴロになってきました。

  • わずかな木々の隙間から黒岳。<br />やっと姿が拝めました。

    わずかな木々の隙間から黒岳。
    やっと姿が拝めました。

  • ひたすらこんな石だらけの道を歩きます。<br />

    ひたすらこんな石だらけの道を歩きます。

  • 風穴までは緩やかな登りなのですが、だんだん足の裏が痛くなってきました。

    風穴までは緩やかな登りなのですが、だんだん足の裏が痛くなってきました。

  • 風穴。その名の通り穴です。降りられるらしいのです。<br /><br />

    風穴。その名の通り穴です。降りられるらしいのです。

  • いよいよ、本当の登りです。<br />ここまででかなり消耗してしまいました。<br />帰れるかなあと思いながら休み休み登りました。

    いよいよ、本当の登りです。
    ここまででかなり消耗してしまいました。
    帰れるかなあと思いながら休み休み登りました。

  • 路面はかなり悪いです。ロープを渡しているところもあります。休憩のたびに引き返そうかなあ〜と考えていました。<br /><br />途中一人で登っている方に、「もうすぐですよ」と声をかけられなんとか上を目指しました。<br />

    路面はかなり悪いです。ロープを渡しているところもあります。休憩のたびに引き返そうかなあ〜と考えていました。

    途中一人で登っている方に、「もうすぐですよ」と声をかけられなんとか上を目指しました。

  • やっと高塚山と天狗岩の分岐にたどり着きました。<br />仕方がない、ここまで来れば天狗岩を見るだけ見てみましょう。<br /><br />このあたりもシャクナゲの木が多いですね。

    やっと高塚山と天狗岩の分岐にたどり着きました。
    仕方がない、ここまで来れば天狗岩を見るだけ見てみましょう。

    このあたりもシャクナゲの木が多いですね。

  • ああ、やっぱりこんな道。

    ああ、やっぱりこんな道。

  • 天狗岩がやっと見えてきました。これから岩登り。<br /><br />そろそろカメラを収納します。後は頂上で!

    天狗岩がやっと見えてきました。これから岩登り。

    そろそろカメラを収納します。後は頂上で!

  • 山頂です。<br />今日は嘆き節の連続でしたが、やっぱり頂上は気持ちがいいです。左の稜線は大船、中央のちょっとくぼんだ山が平治(ひじ)、そして右が黒岳の高塚山です。

    山頂です。
    今日は嘆き節の連続でしたが、やっぱり頂上は気持ちがいいです。左の稜線は大船、中央のちょっとくぼんだ山が平治(ひじ)、そして右が黒岳の高塚山です。

  • これは大船山方向。左肩の向こうには阿蘇・根子岳がうっすら見えていました。<br /><br />雲が流れて来ますが、この谷に入ると消えていました。天気は崩れずにすみそうです。

    これは大船山方向。左肩の向こうには阿蘇・根子岳がうっすら見えていました。

    雲が流れて来ますが、この谷に入ると消えていました。天気は崩れずにすみそうです。

  • あんまり気持ちがよくて、1時間ほど過ごしました。<br />

    あんまり気持ちがよくて、1時間ほど過ごしました。

  • 帰りは想像したとおりくたくたでした。午後の時間は早くに日が陰ります。暗い時って、疲れが倍増しますね。<br />湿度が高かったのでかなり水も消費してしまいました。みず〜と思っていたころ、「かくし水」に到着。冷たい水がたっぷり。顔を洗って気分一新。<br /><br />駐車場に到着したのは4時半。なんと出発から9時間。途中1時間休憩したとはいえ、こんなに長時間歩いたのは3年ぶりです。<br />歩いた距離自体はたぶん往復で8Kmそこそこ、標高差も600〜700mくらいでしょう。路面の厳しさはまさに体力が問われるものだと実感しました。<br /><br />

    帰りは想像したとおりくたくたでした。午後の時間は早くに日が陰ります。暗い時って、疲れが倍増しますね。
    湿度が高かったのでかなり水も消費してしまいました。みず〜と思っていたころ、「かくし水」に到着。冷たい水がたっぷり。顔を洗って気分一新。

    駐車場に到着したのは4時半。なんと出発から9時間。途中1時間休憩したとはいえ、こんなに長時間歩いたのは3年ぶりです。
    歩いた距離自体はたぶん往復で8Kmそこそこ、標高差も600〜700mくらいでしょう。路面の厳しさはまさに体力が問われるものだと実感しました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • tsunetaさん 2008/09/28 21:52:40
    黒岳への登山は凄いですね!
    katorinaさん! こんばんわ。 9月連休での黒岳登山は大変でしたね。

    九州では未だ夏の気温ですから、山行時間が九時間とはきついですね。
    学生の頃、大船山に登ったときに黒岳は独立峰で凄い山だなあ・・と思っていたのを思い出します。
    余り多くの人が踏み入れない場所ですから、自然が一杯ですね。
    大きな木の根っこや羊歯の類、大きな広葉樹林とか・・・
    黒岳を紹介していただきありがとうございました。

    tsuneta

    katorina

    katorinaさん からの返信 2008/09/28 22:13:15
    RE: 黒岳への登山は凄いですね!
    tsunetaさん、こんばんは。

    黒岳、私の体力ではかなり厳しかったです。
    途中で、ほんとに引き返そうと思いながらの登山でした。
    でも最近、ただ山を歩くだけでなく、
    ピークに到達した充実感がとても大事だなあと思うようになりました。
    へろへろになっても幸せというか、そんな感じです。

    この分では大船は私には厳しいでしょうね。
    紅葉を見たかったのですが。
    この次は以前のラクチン登山に戻りそうです。

    tsunetaさんのアイガーはすごいですね。
    スイスはまだ未踏の地です。
    いつか行ってみたいと思っています。

      katorina

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