サウスレア・アマラ Saussurea amara (キク科 トウヒレン属
 S. amara は草丈は変異の大きいトウヒレンで、高いものでは70cmにもなるという。しかし、モンゴルのHustai National Parkでは、高さ20cmがせいぜいで、地表面のロゼットから花を出してよく目立った。砂漠では塩分が蓄積されることがあるが、本種はそのような環境にも耐えるとの記述が見える。
 分布は広いようで、ロシア語のサイトもよく引っかかってくる。Flora of China によれば、塩のある立地、アルカリ土壌、小川の堤防、砂丘、砂質土壌などに広く生育できるようである。海抜は500〜3200mと広い。分布も同様で東ヨーロッパからモンゴル、チベット、ロシア、そして中国など。amaraと検索すると、カレー屋さんが引っかかってくる。ラテン語の意味は苦味だそうで、背丈が低くなるだけではなく、苦味で食べられるのを防いでいる。
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